さつまいものスコーン
しっとり甘いさつまいもで作る、風味豊かな自家製スコーンのレシピ
角切りにしたさつまいもも美味しいですが、生地に練り込むことで、よりしっとりと、さつまいもの優しい甘さを存分に楽しめるスコーンになります。このレシピでは、約5.5cmの丸型で10〜12個のスコーンが作れます。さつまいも特有の濃厚で自然な甘さが口いっぱいに広がる、素敵なデザートやおやつにぴったりです。
基本の材料- 薄力粉 250g (きめ細やかな食感のために)
- 砂糖 25g (ほんのりとした甘さを加えます)
- 塩 2g (素材の味を引き立てる役割)
- ベーキングパウダー 5g (スコーンをふっくらと膨らませます)
- 冷たい無塩バター 50g (1cm角にカット)
- 冷たい牛乳 70g (生地にしっとり感を与えます)
- 冷たい卵 30g (約1個分、生地をまとめるのに役立ちます)
- 潰した蒸しさつまいも 125g (なめらかで甘い風味の決め手!)
仕上げ用- 溶き卵 (つやを出すために適量)
- 溶き卵 (つやを出すために適量)
調理手順
Step 1
まず、蒸しさつまいもを準備します。蒸したて熱いうちに、なめらかになるまで潰してください。塊がないように丁寧に潰すことで、スコーンの食感がより良くなります。潰したさつまいもが熱すぎると、生地に入れるバターが溶けてしまうので、冷蔵庫でしっかり冷ましておきましょう。
Step 2
大きめのボウルに薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるい入れます。これにより粉がダマにならず、空気が含まれて、より軽くてふんわりとしたスコーンに仕上がります。ふるった粉に砂糖と塩を加え、泡立て器で均一に混ぜ合わせます。
Step 3
次に、冷たいままの1cm角にカットしたバターを粉類の入ったボウルに加えます。バターが冷たいままであることが、スコーン特有のサクサクとした食感を生み出す秘訣です。
Step 4
スケッパーやカード、または指先を使って、バターを粉とすり混ぜるように、細かく刻むように混ぜていきます。バターの塊を潰しながら粉と馴染ませる作業です。バターが細かいパン粉状になるまで続けます。
Step 5
バターが小豆粒くらいの大きさになり、粉と全体的に混ざり合ったら、それ以上混ぜるのをやめます。混ぜすぎるとバターが溶けてしまい、スコーンが固くなってしまう原因になります。この段階で止めるのが重要です。
Step 6
別の小さなボウルに、冷たい卵と冷たい牛乳を入れてよく混ぜ合わせます。この液体を粉類の上に注ぎ入れます。ゴムベラを使って、切るように混ぜ合わせます。生地をこねすぎず、粉っぽさがなくなる程度に材料がまとまるのがポイントです。
Step 7
生地がまとまってきたら、先ほど冷やしておいた潰しさつまいもを加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。さつまいもが生地全体に均一に混ざるように、混ぜすぎないように注意してください。
Step 8
手を使って、生地をひとまとめにします。生地をこねすぎるとグルテンが出てしまい、スコーンが硬くなるので、手早くまとめることが大切です。
Step 9
まとまった生地を打ち台に出し、手で軽く押して長方形に伸ばします。その後、真ん中で半分にカットします。
Step 10
カットした生地を重ね、再び手で軽く押して長方形に伸ばします。この「折りたたむ」作業を合計3回繰り返します。パイ生地を作るように、層を作るための重要な工程です。
Step 11
生地を最後に長方形に整えたら、ラップで包みます。ラップで包んだ生地を冷蔵庫で約30分休ませます。この間にバターが再び冷え、生地が落ち着くことで、焼いた時にきれいに膨らむようになります。
Step 12
冷蔵庫から生地を取り出し、厚さ2〜3cm程度に均一に伸ばします。その後、用意した丸型(直径5.5cm)でスコーンの形に抜きます。型抜きする際は、生地に対して垂直に押し込むと、スコーンの側面がきれいに仕上がります。
Step 13
抜いたスコーンの表面に、ハケで溶き卵を優しく塗ります。溶き卵を塗ることで、焼き上がりに食欲をそそる黄金色の焼き色とツヤが出ます。
Step 14
180℃に予熱したオーブンで約20分焼きます。スコーンの表面がこんがりと色づき、十分に膨らんだら完成です。オーブンの機種によって焼き時間は調整してください。焼き立ての温かいスコーンは格別ですよ!