もちもち食感!よもぎで作る香り高い「よもぎ餅(쑥개떡)」
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春の野草料理、今回が最後になりそうです。よもぎ一袋で何を作ろうか迷った末、いつもお母さんが作ってくれて、それがとても美味しかったと話していた「よもぎ餅(쑥개떡)」を作ることにしました。本当は、うるち米の粉が必要なのですが、すぐには手に入らないため、家にあるもち米粉を使って作りました。よもぎ餅を小麦粉で作る方もいらっしゃるとか。小麦粉ですか…。ふむふむ。それも、よくこねればもちもちするかもしれませんね。でも、よもぎの量がそれほど多くなかったので、家にあるもち米粉だけでも十分だと思い、もち米粉だけを使い、塩と砂糖で味を調えて、熱湯でこねて蒸し上げた、もちもちで香りの良いよもぎ餅です。
材料- よもぎ 1袋(下処理・洗浄済み)
- もち米粉 1カップ
- 塩 小さじ1(茹でる用)+ 小さじ1(生地用)
- 砂糖 小さじ1
- ごま油 大さじ1
調理手順
Step 1
まず、よもぎの土や汚れを丁寧に洗い落とします。流水で数回、しっかりと洗いましょう。洗ったよもぎはザルにあげ、水気をしっかりと切っておきます。よもぎ一袋は、見た目よりも量が少なく感じられるかもしれませんが、茹でるとさらにかさが減るので心配いりません。
Step 2
沸騰したお湯に塩小さじ1を加え、よもぎを入れて3分から5分ほど茹でます。よもぎの茎の部分は固いことがあるため、5分ほどしっかり茹でると、食感が格段に柔らかくなります。茹でている間によもぎ独特の良い香りが漂ってきますよ。
Step 3
茹で上がったよもぎは冷水に取り、粗熱が取れたら手でぎゅっと水気を絞ります。この時、あまり強く絞りすぎてよもぎの水分を完全に取り除く必要はありません。よもぎから出る青い汁も、生地の色合いや風味に役立ちます。水気を絞ったよもぎは、約3等分にざく切りにします。
Step 4
ボウルによもぎを入れ、もち米粉1カップを加えます。そこに塩小さじ1と砂糖小さじ1を加えてください。よもぎだけでは味がぼやけてしまうことがあるので、少し調味することで、よもぎ餅の風味を引き立てます。もち米粉がない場合は、うるち米の粉や普通の米粉を使っても良いですし、急いでいる場合は薄力粉を使っても構いません。
Step 5
よもぎ餅の生地は、必ず「熱湯こね」(익반죽)で作ることで、もちもちとした食感になります。熱湯を少しずつ加えながら生地をこね始めます。熱湯に火傷しないように注意しながら、手で生地をこねていきます。生地の表面がなめらかになり、ボウルの側面に生地がほとんどつかなくなるまで、しっかりとこねてください。もし生地がべたつきすぎる場合は、もち米粉を少しずつ足して、生地の固さを調整しましょう。
Step 6
よくこねたよもぎ餅の生地を、一口大にちぎり、平たい円盤状に形を整えます。お餅が蒸し器にくっつかないように、クッキングシートを敷くと便利です。使ったクッキングシートは、きれいに洗って乾かせば、次回も再利用できます。
Step 7
蒸し器にお湯を沸かし、湯気が立ったら、形を整えたよもぎ餅を並べます。約15分ほど蒸します。よもぎ餅の量が少ない場合は、10〜15分でも十分に蒸しあがります。蒸し器の蓋を開けて、よもぎ餅が白っぽく色づいていれば蒸しあがりのサインです。
Step 8
蒸しあがったよもぎ餅は、蒸し器から取り出し、少し冷まします。お餅同士がくっつかないように広げて、表裏両面を均一に冷ますことで、表面が乾燥するのを防ぐことができます。
Step 9
最後に、ごま油大さじ1を用意します。手のひらにごま油を少量つけ、よもぎ餅の表裏にまんべんなく塗ります。ごま油を塗ることで、お餅同士がくっつくのを防ぎ、香ばしく、ほんのりとした香りを加えます。なめらかな表面のよもぎ餅の完成です。
Step 10
春だけの香り豊かで、もちもちとした食感のよもぎ餅の完成です!旬のよもぎで作った、さらに新鮮な味わい。子供の頃の思い出も蘇る、特別な春のおやつをお楽しみください。