サクサク!簡単スティックパイ
幾重にも重なるサクサク食感がたまらないスティックパイ
一口食べるたびに、パリパリ、サクサクとした心地よい音が響き渡るスティックパイをご紹介します!手軽に作れて、家族みんなで楽しめるおやつにぴったりです。パイ生地をスティック状にカットして焼き上げるので、食べやすく、一度食べ始めたら止まらなくなる美味しさ。このスティックパイを成功させる秘訣は、すべての材料を【冷たい状態】で使うことです。冷たいバターと冷たい水が、パイ生地の美しい層を作り出す鍵となりますので、ぜひ覚えておいてくださいね!
パイ生地- 薄力粉 200g
- 冷たいバター 145g (角切り)
- 塩 2g
- 冷たい水 72g (塩を溶かしたもの)
コーティング用- 砂糖 約60g
- 打ち粉(強力粉)適量
- 砂糖 約60g
- 打ち粉(強力粉)適量
調理手順
Step 1
大きめのボウルに、ふるっておいた薄力粉200gを入れます。角切りにして冷やしておいたバター145gを加え、粉とバターを指先で擦り合わせるようにして、ポロポロとしたそぼろ状になるまで混ぜ合わせます。バターが溶けないように手早く行うのがポイントです。
Step 2
スケッパーやカードを使って、バターを細かく砕きながら粉と混ぜていきます。バターの塊が小豆大くらいになるまで、細かくしていくイメージです。これにより、焼いた時に層が綺麗に仕上がります。
Step 3
全体がサラサラとしたそぼろ状になったら、あらかじめ塩2gを溶かしておいた冷たい水72gを少しずつ加えます。ゴムベラで切るように混ぜ、生地がまとまってきたらOK。練りすぎないように注意してください。
Step 4
生地がそぼろ状からひとまとまりになり始めたら、手で軽く押さえるようにして、素早くひとつの塊にします。生地をこねすぎるとグルテンが出て硬くなってしまうので、短時間で作業を終えるのがコツです。
Step 5
打ち粉(強力粉)を軽く振ったラップの上に生地を乗せ、大まかに四角形に伸ばします。ラップで包み、冷蔵庫で最低1時間休ませます。この間に生地が冷え、バターも再び固まり、扱いやすくなります。
Step 6
冷蔵庫から生地を取り出し、打ち粉をしっかり振った台の上で、長方形に長く伸ばしていきます。厚さは3〜4mm程度が目安です。生地がべたつかないように、適宜打ち粉を使いましょう。
Step 7
長く伸ばした生地の1/3を手前に折り込みます。この時、生地の表面についた余分な打ち粉は、ハケで優しく払い落とすと、層が綺麗に仕上がります。
Step 8
残りの1/3の生地を、先に折った生地の上にかぶせるようにして、三つ折り(じゃばら折り)にします。これがパイの層の元になります。
Step 9
折った生地を再びラップで包み、冷蔵庫で約20分休ませます。生地が冷えて落ち着くことで、次の伸ばし作業がしやすくなります。
Step 10
この「伸ばす→折る→冷やす」という工程を、あと2回繰り返します。生地を冷蔵庫から取り出して伸ばす際は、折りたたんだ部分ではなく、開いている面が上になるようにして伸ばしてください。
Step 11
合計3回の「伸ばす→折る→冷やす」工程が終わった生地を冷蔵庫から取り出し、14cm×30cmの長方形に、厚さ2〜3mm程度になるまで薄く伸ばします。
Step 12
長方形に伸ばした生地の端をきれいに切り落とします。底になる面にフォークで数カ所穴を開けます。これは焼いている時に生地が膨らみすぎるのを防ぐためです。生地を半分にカットし、2等分にします。
Step 13
半分にカットした生地を、それぞれ10〜11等分のスティック状に均一にカットしていきます。準備しておいた砂糖約60gを、両面にまんべんなくまぶします。生地自体に甘みは少ないので、砂糖をしっかりまぶすことで美味しく仕上がります。
Step 14
オーブンシートを敷いた天板に、砂糖をまぶしたスティックパイを間隔をあけて並べます。オーブンは210℃にしっかり予熱しておき、200℃で10分、その後190℃に下げて8分焼きます。(合計18分)
Step 15
パイ生地がきつね色にこんがりと焼けたら、オーブンから取り出し、網の上で完全に冷まします。サクサク、パリパリの美味しいスティックパイの完成です!