竹筒ごはん:もちもちの川治1号米で作る方法
ほのかな竹の香りと食感がたまらない!川治1号米で作る特別な竹筒ごはんのレシピ

中間のもちもち食感が特徴の「川治1号米」を使い、竹のほのかな香りと栄養をそのまま閉じ込めた竹筒ごはんを炊いてみませんか? 通常のうるち米よりも浸水時間が短く、もちもちとした食感が生きているので、一粒一粒が口の中でしっかりとお米の旨味を感じさせてくれます。特別な日や、普段の食卓に彩りを添える贅沢な一食をお届けします。
材料- 川治1号米 1カップ
- もち米 1カップ
- 塩 少々(炊飯水と味付け用)
- 豆(枝豆など)または栗 適量
- 銀杏 適量(お好みで)
- なつめ 適量(お好みで)
調理手順
Step 1
まず、川治1号米ともち米を1:1の割合で混ぜ合わせます。お米をきれいに研いだ後、最低でも2時間以上、しっかりと水に浸して米を膨らませてください。「川治1号米」は、うるち米ともち米の中間のような食感なので、もち米の量を少し減らしても、十分にもちもちとしたご飯を炊き上げることができます。

Step 2
オンラインショップなどで手軽に購入できる竹筒を用意します。竹筒の内側と外側をきれいに洗うことが大切です。柔らかいブラシやたわしを使って、念入りに洗いましょう。洗う過程で竹の芯である「竹節(ちくぶし)」が出てくることがありますが、これは漢方薬としても使われるほど体に良いものですので、食べても無害ですが、すっきりとした味わいを好む場合は取り除いても構いません。

Step 3
きれいに洗った竹筒の香りを引き出し、殺菌効果を高めるために特別な下準備を行います。沸騰したお湯1リットルに塩小さじ1杯を加えてよく溶かし、この塩水を竹筒の中に注ぎ入れます。そのまま約20分ほど置いてからお湯を捨てます。これで竹筒の下準備は完了です。この工程により、竹のほのかな香りがご飯に染み込み、殺菌効果も期待できます。

Step 4
ご飯と一緒に炊き込む具材として、今回は枝豆と栗を用意しました。これ以外にも、お好みの野菜やナッツ類を加えても美味しくいただけます。冷蔵庫にある余り野菜やドライフルーツなどを活用して、あなただけの特別な竹筒ごはんを作ってみてください。栗は皮をむいて準備しておきます。

Step 5
十分に浸水させたお米をザルにあけて、しっかりと水気を切ります。このお米に、準備した枝豆と塩小さじ0.5杯を加えてよく混ぜ合わせ、下味をつけます。炊飯時に別途味付けをしないため、この段階で米にある程度味を付けておくことがポイントです。

Step 6
準備した竹筒に、下味をつけたお米を約2/3の高さまで詰めます。お米の上に準備した栗を彩りよく乗せ、お米と同じ高さまで水を加えます。炊飯中に吹きこぼれないように、水の量は調整してください。

Step 7
大きめの鍋に水を張り、塩大さじ半杯を加えて中火で沸騰させます。鍋のお湯の量は、竹筒の半分が浸る程度が目安です。お湯がぐらぐらと沸騰したら、竹筒をそっと鍋に入れます。湯気漏れを防ぐため、鍋の蓋の上に清潔な布巾(さらしなど)を二枚重ねて厚めにかけ、その上から蓋をしっかりと閉めます。この状態で約30分間、湯煎でじっくりと蒸し煮にします。

Step 8
30分後、火を止めて、蓋はそのままの状態で約10分間蒸らします。この蒸らし時間によって、お米の芯までしっとりと、そしてふっくらと炊き上がります。これで竹筒ごはんの完成です!さらしの代わりに、水で湿らせたキッチンペーパーやアルミホイルを使っても良いですし、一つ一つ竹筒をホイルでしっかりと包んで炊く方法もあります。

Step 9
ごはんが炊ける間、お部屋中に広がるほのかな竹の香りがなんとも言えません。まるで湿った森の中にいるような、しっとりとした草葉の香りが家中に広がり、気分までリフレッシュさせてくれます。

Step 10
完成した竹筒ごはんは、ほのかな甘みと、「川治1号米」特有のもちもちとした食感が特徴で、口の中でとろけるように、それでいてしっかりとした満足感があります。こんなに美味しいごはんには、シンプルな漬物や季節の野菜のおひたしなど、素朴な副菜が数品あれば十分なごちそうです。

Step 11
竹の香りと栄養、そして「川治1号米」のもちもちとした食感が織りなす、特別な竹筒ごはんをぜひご家庭で味わってみてください。もちもちとした食感はもちろん、ほのかな竹の香りも加わり、いつものごはんとは一味違う風味を楽しむことができます。




