しっとり芳醇、手作りバターロール
[ホームベーキング] ミニオーブンで簡単!美味しいミニバターロールの作り方
ご家庭で焼き立てパンの温かさと香ばしさをぜひお楽しみください!発酵パンの基本中の基本であるバターロールは、それだけでも素晴らしい味わいです。バターの風味が口いっぱいに広がり、何もつけずに食べても止まらなくなるほど美味しいですよ。手軽に作れて、いざという時のための非常食にもなるバターロールのレシピをご紹介します。ミニオーブンでも十分に美味しいバターロールが作れますよ!
バターロールの材料
- 強力粉 250g
- 砂糖 30g
- 無塩バター 25g (室温に戻しておく)
- ドライイースト 5g
- 塩 4g
- 卵 1個 (約50g)
- 牛乳 110〜120g (常温)
- 卵液用卵 1個 (焼く前に塗る用)
調理手順
Step 1
大きめのボウルに強力粉250gを入れ、中央に3つのくぼみを作ります。1つのくぼみにはドライイースト5g、別のくぼみには砂糖30g、最後のくぼみには塩4gをそれぞれ入れます。このように材料を分けて入れることで、イーストと塩が直接触れるのを防ぎ、発酵を助けます。次に、卵1個と牛乳110gを加え、手やヘラを使って粉っぽさがなくなるまで混ぜ、生地を作り始めます。
Step 2
粉がひとまとまりになったら、室温に戻して柔らかくしたバター25gを加えます。ここから、手のひらの付け根を使って生地を伸ばしては折りたたむ作業を約10〜15分間繰り返し、生地がなめらかで弾力が出るまでしっかりとこねます。この工程でグルテンが形成され、パンの食感が良くなります。
Step 3
生地が完成したかどうかの確認方法です。生地を少しちぎり、指で優しく伸ばしてみてください。薄く広がり、破れずに薄い膜のように伸びるようであれば、グルテンが十分に形成されています。もしすぐに破れてしまう場合は、もう少しこねてください。
Step 4
なめらかにこねた生地を丸くまとめます。ボウルに入れ、生地の乾燥を防ぐためにラップか濡れ布巾で覆います。ラップに数カ所空気穴を開けておくと良いでしょう。生地の入ったボウルを暖かい場所(約25〜30℃)に置き、約1時間、一次発酵させます。
Step 5
一次発酵の完了を確認します。生地が元の大きさの約2.5倍に膨らんでいれば成功です。指に薄く粉をつけて生地を刺してみて、跡がそのまま残っていれば発酵がうまくいった証拠です。
Step 6
一次発酵が終わった生地を台の上に取り出し、軽く押さえてガスを抜きます。生地を8等分にし、それぞれ丸め直します(ベンチタイム)。丸めた生地は濡れ布巾をかけ、室温で約20分間休ませます。この工程で生地が扱いやすくなります。
Step 7
20分間休ませた生地を見ると、最初に比べてかなり膨らんでいるのがわかります。いよいよ成形に進む準備ができました。
Step 8
休ませた生地を手のひらで軽く押さえてガスを抜き、細長い水滴のような形に整えます。尖った方を上に向けて置きます。
Step 9
めん棒を使って、生地を長細く伸ばします。生地が破れないように注意しながら、約20cmの長さに平たく伸ばしてください。
Step 10
生地の広い方(端)から始め、狭い方(尖った方)に向かってくるくると巻いていきます。この時、きつくも緩すぎもしないように、適度な力で巻いてください。最後の端は、しっかりと閉じます。
Step 11
オーブンシートを敷いた天板に、成形した生地を間隔をあけて並べます。再び濡れ布巾やラップをかけ、暖かい場所で約30分間、二次発酵させます。生地同士がくっつかない程度に膨らめば完成です。
Step 12
二次発酵が終わった生地の表面に、卵液を優しく塗ります。卵液を塗ることで、パンの表面がきれいで美味しそうな黄金色に焼き上がります。ハケを使って生地の表面全体に均一に塗りましょう。
Step 13
予熱したオーブン(180℃)に生地を入れ、約10分間焼きます。オーブンの機種によって焼成時間や温度は調整してください。きれいな焼き色がついたら、美味しいバターロールの完成です。
Step 14
焼き立ての温かいバターロールは、口の中でとろけるような柔らかさと香ばしさが格別です。何もつけずにコーヒーやお茶と一緒にいただいても、素朴で香ばしくとても美味しいですよ。お好みでジャム、チョコレートクリーム、バター、クリームチーズなどを添えていただけば、素晴らしいおやつや、しっかりとした食事の代わりにもなります。手作りバターロールで、素敵な時間をお過ごしください!