あったか滋養ごはん:鶏がゆ(タッジュク)
季節の変わり目にぴったり!栄養満点、簡単すぎる鶏がゆ(タッジュク)の作り方
季節の変わり目や胃腸の調子が悪い時、食欲が落ちた時でも、家族みんなで楽しめる栄養満点の鶏がゆ(タッジュク)はいかがですか?簡単な工程で、心も体も温まる滋養食です。
主な材料
- 鶏肉 1羽(皮を取り除く)
- サムゲタン用薬膳パック 1袋
- なつめ(デーツ) 10個
- 長ねぎ 1本
- にんじん 1/3本
- 玉ねぎ 1/2個
- ニラ 10本
調理手順
Step 1
まずは鶏肉の下準備です。鶏肉を購入する際に皮を取り除いてもらうようお願いすると、よりあっさりとした、油っぽくない鶏がゆに仕上がります。
Step 2
お米はきれいに洗い、たっぷりの水で30分以上浸しておきましょう。もち米を使うと、よりねっとりとした食感になります。もち米だけでも、普通のお米ともち米を半々で混ぜても美味しいです。
Step 3
鶏だしをとります。鍋に鶏肉1羽、サムゲタン用薬膳パック1袋、なつめ(デーツ)約20個、長ねぎ1本、にんにく(丸ごと)5かけ、そして鶏肉のまろやかさを加えるために梨1/4個を入れて、じっくり煮込みましょう。サムゲタンを作るように、薬膳と鶏の骨から抽出される濃厚なだしが、鶏がゆの栄養価と風味を格段に向上させます。
Step 4
鶏肉が煮込まれている間に、鶏がゆに入れる野菜を準備してください。みじん切りにする野菜と、トッピングに使う野菜を分けておくと便利です。
Step 5
にんじん1/3本と玉ねぎ1/2個は、みじん切りにします。フードプロセッサーやみじん切り器を使うと簡単です。ニラは約10本ほど準備し、小口切りにします。ニラは最後に入れることで、フレッシュな香りを活かします。
Step 6
鶏肉が十分に柔らかくなったら、鍋から取り出し、少し冷ましてから骨と肉を丁寧に取り分けましょう。鶏肉は細かくほぐすか、刻んでおきます。
Step 7
取り分けた鶏の骨は、再びだし汁の鍋に戻し、だし汁が煮詰まりすぎないように、途中水を足しながら弱火でじっくり煮込み、濃厚なだしを抽出します。この工程が、鶏がゆの深い味わいを完成させる鍵となります。
Step 8
いよいよ、おかゆを炊きます。きれいな鍋に、濃厚な鶏だし、水に浸しておいたお米、そしてみじん切りにしたにんじんと玉ねぎを入れ、弱火で炊きましょう。お米が鍋底にくっつかないように、木べらで絶えずかき混ぜることが重要です。お米が十分に柔らかくなるように、だし汁はたっぷりと加えてください。
Step 9
もち米が半分くらい炊けたら、準備しておいた雑穀米を、お玉1杯分ほど加えても良いでしょう。これにより、さらに風味豊かで栄養価の高い鶏がゆになります。(普通のお米だけを使う場合は省略してください)。
Step 10
おかゆがとろりとしてきたら、取り分けておいた鶏肉の半量ほどを加えて、全体をよく混ぜ合わせます。鶏肉がおかゆと馴染んで、さらにふっくらと美味しくなります。
Step 11
残りの鶏肉は、最後にトッピングとして乗せるか、お子様用のシンプルな鶏スープとして別に取っておくと良いでしょう。たっぷりの鶏肉のトッピングが、鶏がゆの味と見た目をさらに豊かにします。
Step 12
おかゆがほぼ完成したら、小口切りにしたニラを加え、さっと混ぜ合わせます。ニラのフレッシュな香りが、濃厚な鶏がゆの風味を一層引き立てます。
Step 13
ニラのシャキシャキ感が少し残る程度になったら、美味しい鶏がゆの完成です!火を止め、蓋をして数分蒸らすと、さらに味が馴染みます。
Step 14
味付けはせず、各自の好みに合わせて塩やこしょうを添えることをお勧めします。こうすることで、家族全員が自分の好みの味に調整して楽しむことができます。
Step 15
体調が悪い時こそ、愛情と栄養がたっぷり詰まった食事が一番ですね。家族みんなで楽しめる、美味しい鶏がゆ(タッジュク)の作り方でした!どうぞ召し上がれ、そしてお大事になさってください。